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感染力が低いが要注意なエイズについて

エイズは感染力が低いにも関わらず、一度発症したら重篤な症状が現れる厄介な病気です。
その原因となるのはHIVと呼ばれるウイルスで、主に性交渉などによって感染が起こります。
そのため、不特定多数の異性と性交渉をしたり、避妊具を用いずに性交渉をしたりすることは、感染のリスクを引き上げることとなるため注意が必要です。

今現在、エイズに対する決定的な治療法は確立されていませんが、ひと昔前の不治の病と呼ばれていた頃に比べると、病状を遅らせたり、止まらせたりするなどの対応は可能となっています。
実際、多くの製薬会社や研究機関がこの病気に対する治療薬の開発に力を注いでいることは間違いありません。
とはいえ、一度感染してしまうと根治することが困難な病気であるため、とにかく予防することが何より大切といえるでしょう。

そこでまず、エイズ予防の第一歩として推奨されるのがHIVに関する検査を受けることです。
HIVに関する検査は、保健所などで行っているケースもありますが、最近では検査用キットを個人が購入してHIVの感染の有無を手軽に調べられるようになっています。
検査キットは誰でも手に入れることができ、それほど高額でもありません。
この検査キットを使って、自分自身がエイズにかかっているかを調べることは、非常に有意義なことといえます。
なぜなら、まず自身の体の健康状態を知ることができるだけでなく、もしも感染していた場合、それを周りの人間に広げてしまうトラブルを防ぐきっかけにもなるからです。
こうした検査キットを使ってもしもエイズが確認された場合は、その後は医療機関を受診して、病状をコントロールする必要性が出てきます。

一方、陰性反応が出た場合は、より一層予防処置に力を入れるよう努力することをお勧めします。
特に性行為の際の避妊処置等は徹底しましょう。
いずれにせよ今現在、体内にエイズウイルスが存在しているのかどうかを調べることは何よりも大切なことといえます。

エイズ検査は定期的に行いましょう

このようにHIV感染の有無は検査キットを使用して家庭で行うこともできるほか、各地方自治体管轄の保険所でも匿名希望で検査を受けることができます。
もちろん性生活の活発な方であればあるほど、避妊具の使用などの予防策を日常的に実践することには大きな意味があるのは確かです。
しかしエイズの原因となるHIVは精液や膣分泌液や血液に大量に存在しています。
これらに触れる可能性があるかぎり、性行為のみならず粘膜接触をともなう性的行為であれば、感染のリスクは存在しています。
従って、性生活を持っている限りでは、完ぺきな防止策をとるのは困難です。
そのため、無自覚のままで感染を拡大させるリスクもないとは断言できないのです。

そこで万が一、エイズウイルスに感染した場合に治療の機会を逸しないためにも、また感染拡大を阻止する上でも定期的な検査を受けることが望まれるのです。
確かにHIVに感染すると体内からウイルスを根絶させることは出来ません。
その点では過去も現在も変わっていないと考えることも出来るでしょう。

だからと言って悲観する必要もありません。
昔は治療薬すら存在せず、不治の病と考えられていた時代も続きましたが、現在では治療薬の開発が進み、エイズの発症を予防することが可能になりました。
たとえエイズを発症しても抗レトロウイルス薬の多剤併用療法によって症状をコントロールし、長期間生存することも珍しくありません。
エイズは一度発症して無治療のまま放置すると、免疫状態が正常な時には想像も出来ない日和見感染症や、エイズウイルスによる脳神経の破壊が引き起こす脳症やカポジ肉腫などの致命的な合併症を併発します。
しかし定期的な検査を怠らず、仮に感染しても早期から治療開始すれば、エイズ発症を予防出来るのです。
そのため、治療の機会を失わないように定期的な検査を忘れないようにして下さい。