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淋病の感染原因や治療法について

淋病は淋菌という細菌に感染することが原因でかかり、性病の中では感染者数の多い病気です。
淋菌は強力な感染力を持つものの、感想や日光に弱いという特徴があります。
人体の中で性器は淋菌にとって適度な湿度と温度が保たれていて生息しやすい場所です。
淋菌に感染すると2日から7日程度の潜伏した後に発症します。
患者数の多くは男性で、厚生労働省の発表している性感染症報告数によると2017年3月時点で2016年の患者数の概数は8,298人の内6,654人が男性と、約8割は男性が占めています。
これは男性が症状が強く出るのに対し女性は感染してもあまり自覚症状が見られないことが原因です。

男性に感染者が多い淋病ですが、感染経路のほとんどは性行為によるもので男性の感染経路として多いのは性風俗の利用です。
通常の性行為だけではなく粘膜の接触する行為はすべて感染の原因になる可能性があります。
淋病の感染者と性行為をすると一回関係を持つだけでも30%から50%確率で感染します。
また、淋菌は性器以外に喉や肛門内、目などの部位にも感染する菌のためオーラルセックスやディープキスなど性器を接触させない行為でも感染経路となるので注意が必要です。

淋病の治療で現在最も多く行われているのは注射による抗生物質の投与です。
重症化していなければ基本的に注射で薬を1回打つことで、淋病の治療は終わります。
注射で投与される薬はセフトリアキソン、セフォジジム、スペクチノマイシンなどの抗生剤です。
また、飲み薬の服用により治療する方法もあり、その場合は抗生剤を1週間から2週間程度服用します。
しかし、薬への耐性を持つ薬の効かない菌も増えているため飲み薬で効果がでなかった場合は点滴や注射を併用することもあります。
点滴による治療も基本的には1回の投薬で終わりますが、重症化していた場合は入院して数日治療を行うこともあります。

このように淋病は初期であれば注射で薬を1回投与するだけで終わりますが女性の場合自覚症状が出にくいことも多いです。
淋病を放置すると男女ともに不妊の原因になったり、症状が全身に及んだりするほか、女性の場合妊娠すると母子感染などのリスクもあります。
1、2週間で完治できるものの、感染するとリスクの多い病気のため不特定多数の相手との性行為は控え、性行為を行う時は必ずコンドームを利用し感染の予防をすることが重要です。

淋病の初期症状はどのようなもの?

淋病などの性感染症には潜伏期間があり、潜伏期間は淋病を引き起こす淋菌には感染しているが、症状が現れていない期間のことを言います。
潜伏期間は淋菌が人体で増殖し発症することを待っていて、症状がまだ現れていなくても性行為などによってパートナーにうつす可能性があります。

個人差がありますが淋病は2日~7日ぐらいの潜伏期間を経て症状が現れ、どのようなものが現れるかは人によってさまざまですが、男女では少し異なります。

男性が淋菌に感染すると、比較的自覚症状がはっきりしているので分かりやすいですが、咽頭感染の場合は分かりにくいと言われています。
典型的な初期症状として尿道炎による痒みや熱感などがあり、激しい排尿痛を感じるでしょう。
赤く腫れあがったり、粘液性の分泌物がでてきます。
そのまま放置しておくと尿道内に潜伏する淋菌は奥へと感染域を広げていくので、最終的に前立腺炎や副睾丸炎などの恐れがあります。
感染後は適度な温度と湿度があり日光にあたらない性器などの部位に生息していて、性行為によって人に感染することが可能です。

女性の場合は男性と違い、淋病に感染しても症状が分かりにくく、約7割~8割の人は無症状という意見もあります。
自覚しないまま病気が進むこともあるので注意が必要です。
男性と比べると潜伏期間が明確ではなく、治療を放置していると淋菌は増殖し、男性と同じく感染が拡大し卵管内や腹腔内などに達すると最悪不妊症の原因にもなるので予防はもちろん早期発見や早期治療が大切です。
主な症状にはおりものの増量や悪臭などがあります。
不正出血したり下腹部痛が起こることなどもあり、尿道口から膿が出てくる人もいるでしょう。
排尿痛や残尿感といった排尿障害を伴うので注意が必要です。